【保険用語集】特則とは

用語

特則/とくそく

『特則』は、生命保険の保障内容を充実するための追加や通常の契約内容とは異なる特別な変更を定めた約束(約定)です。

特則とは

生命保険の契約は、基本となる契約(主契約)と主契約のオプションとなる契約(特約)の組み合わせで構成されています。特則は、主契約、または特約の保障内容の追加や特別な変更を定めた約束(約定)です。

特則の例には、以下のようなものがあります。

  • 保険料を一部一括で支払できるようにする特則
  • 現在の契約で積み立てられたお金を新しい保険に加入するときの保険料に充てられる(転換)ようにする特則
  • 被保険者が保険金を請求できない状態のときにあらかじめ指定した代理人が請求できるようにする特則
  • 3大疾病による入院の支払日数を無制限にする特則

特則は、あらかじめ付加されているか、一部は契約時に選択します。保険料は、原則として掛かりません。

契約している生命保険にどのような特則が付加されているかは、約款などで確認してください。

特則と特約との違い

主契約のオプションである特約も、特則と同じく主契約の保障を充実するためのものです。追加・変更される保障内容についても、特則の例に挙げたのと同じ保障を特約として扱っている生命保険会社もあります。ですから、追加・変更される保障内容だけでは区別はできません。

特則と特約で異なる点は、特約は途中で付加をしたり、解約したりできること、基本的に保険料が必要(リビング・ニーズ特約など保険料が不要な特約も一部あり)であること、があります。

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オカネノホンネ編集部

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