女性向け医療保険(女性保険)とは?女性に特化した保険の必要性を検証

医療保険

医療保険を検討している女性の中には、「女性向け医療保険」が気になっている人も多いでしょう。しかし、女性ならではの医療保険とはどのようなものを指すのでしょうか。本当に備えておく必要があるのか、疑問に感じている人もいるかもしれません。

この記事では、「女性向け医療保険」が具体的にどのようなケースで役に立つ保険なのか、またその他の保険との違いなどについて説明していきます。

女性向け医療保険(女性保険)とは?

女性向け医療保険とは、民間の保険会社が提供している医療保険の一種です。女性がかかりやすい病気に対して手厚い保障が受けられる内容となっており、女性保険とも呼ばれます。

一般的な医療保険と同様に、性別を問わず発生する病気やケガが原因で入院・手術をした際に保障が受けられるだけでなく、女性特有の病気で治療する場合には給付金がさらに上乗せされるのが特徴です。

例えば医療保険の入院日額が5,000円で、女性保険の入院日額も5,000円だった場合、女性疾病で入院すると追加で給付金が受け取れる仕組みです。

ひとつの独立した保険として成り立っているタイプと、「女性疾病特約」として医療保険に特約で付帯できるようになっているタイプがあります。

女性向け医療保険が特に対象とするリスク

女性向け医療保険は女性特有の病気にかかった場合、保障が上乗せされます。特に手厚く保障される病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

がん全般

女性が一生涯のうちにかかるがんの種類の中で、乳がんや子宮がんといった女性特有のがんは4割ほどを占めて おり、大きな割合となっています。また、統計的に50代までは男性と比べて女性のほうががんにかかる可能性が高くなっています。、

女性向け医療保険では、女性特有のがんに加えて、胃がんや肺がん、大腸がんといった、がん全般を手厚く保障するケースが一般的です。上皮内新生物については対象外となり、通常の病気同様の給付金額となるケースもあります。

女性特有の器官の病気

女性向け医療保険では、がん以外の女性が持つ特有の器官に発症する病気に対しても、基本的には保障が上乗せされます。

乳房の腫れや痛みを引き起こす「乳腺炎」 や、30代の女性に多く見られ貧血や痛みなどさまざまな症状を引き起こす「子宮筋腫」 などが保障対象です。

また、子宮の内側を覆う子宮内膜に似た組織が卵巣や卵管などにできてしまう「子宮内膜症」 も10代後半から起こりうる病気であり、女性向け医療保険で手厚く保障されるケースが多くなっています。

妊娠・出産の異常や合併症

女性の場合、出産時に異常や合併症が発生するリスクもあります。

以下は妊娠・出産に関する病気や異常の代表的なものです。
・帝王切開
・子宮外妊娠
・切迫流産
・妊娠糖尿病

特に帝王切開の実施件数は増加傾向にあり、現在は約4件に1件の割合 まで高まっています。ただし、公的保険制度の適用外となる自然分娩や無痛分娩については、女性向け医療保険でも対象外としているケースがほとんど です。

一方で、帝王切開や異常分娩などの大半は健康保険が適用されます。高額療養費制度の対象でもあり、出産育児一時金(22年時点で一人の子どもにつき42万円)といった公的制度も受けられる事を考えると、追加で民間の医療保険に頼るべき「大きなリスク」であるかという点は慎重に考えてもいいかもしれません。

不妊治療については、以下のように保障の対象としている保険会社もあります。
・はなさく生命  「女性医療特約」
・日本生命 「ニッセイ出産サポート給付金付き三大疾病保障保険」
・三井住友海上あいおい生命 「女性サポート給付金付ガン診断給付特約」

なお不妊治療については、2022年4月から公的な医療保険の適用範囲が広がり、治療を始める時点で女性の年齢が43歳未満であることを要件に、「人工授精」「体外受精」などが対象になりました。今後加入を検討される方はその点も加味した上で、民間の医療保険での保障内容を検討するのがいいでしょう。

なお、妊娠してから保険に加入するのは難しくなるため、出産を検討している人は早めに準備しておくのがよいでしょう。

女性に多いとされる病気

女性向け医療保険では、女性に固有のもの以外にも、保障が上乗せされる病気があります。

代表的なのは、女性がかかりやすいとされる以下のような病気です。
・貧血
・関節リウマチ
・更年期障害
・甲状腺疾患
・胆石

対象としている病気は保険商品によりさまざまなので、検討する際は何の病気に対して保障されているのか細かくチェックしておきましょう。

女性特有のがんのリスク

女性特有のる病気の中でも、特に重要なものとして「がん」が挙げられます。女性特有のがんの種類や、リスクについて説明します。

乳がん

乳腺の組織にできるがんを乳がんといいます。以下が主な症状です。
・乳房にしこりができる
・乳房にえくぼやただれができる
・左右の乳房の形が非対称になる
・乳頭から分泌物が出る

乳房の周りを通るリンパ節やほかの臓器に転移することもあり ます。

治療方法としては、手術・放射線治療・薬物療法がメインです。がんの進行度合いに応じて変わりますが、手術でがんを取り切るのが基本的な治療の進め方 とされています。がんの初期の段階では乳房の部分切除または全切除が行われ ます。

乳がんの場合、3年間は再発の可能性が高いといわれているため、定期的な経過観察が必要 です。最初の3年間は3~6ヵ月ごと、4~5年は6~12ヵ月ごと、5年以降は年1回程度の受診が推奨されて います。

部位別に見ると、乳がんは女性が最もかかりやすいがん です。20代~40代といった若いうちにかかるリスクもある ため、女性にとっては最も注意すべきがんといえるでしょう。

また、生存率が高い ため、治療が長期化することも覚悟しておかなければなりません。実際に、日本全体で女性の乳がん総患者数は22.9万人となっており、ほかのがんと比べて最も多くなってい ます。

子宮がん

子宮がんは、子宮の出口にあたる子宮頸部にできる「子宮頸がん」と、子宮の上部や袋部分にあたる子宮体にできる「子宮体がん」の2つに分けられます。子宮頸がんについては、子宮の入り口付近に発生するため、発見しやすいがんとされてい ます。

以下が子宮がんの主な症状です。
・月経中以外や性交時の出血
・膿のようなおりものが出る
・下腹部や腰の痛み
・排尿時や性交時の痛み
・おなかが張る

ただし、子宮頸がんの場合、「異形成」と呼ばれるがんになる前の状態を数年間経てからがんに変化します。異形成の段階では無症状 です。

治療方法としては、子宮の全摘出手術や放射線治療、薬物治療を組み合わせて行い ます。再発の可能性が高い場合、術後補助療法として薬物療法や放射線治療が行われることもあり ます。術後は合併症や再発・転移を早期発見するために、定期的な検査が必要です。

新たに子宮がんにかかった人数を見ると、2018年には年間で28,542人となっ ており、若いうちから発症するリスクがあります。特に子宮体がんについては、子宮頸がんと比べても50代の女性が罹患する確率が大幅に高くなっている のが特徴です。

子宮がんは、妊娠を控えている女性だけではなく、幅広い年代の女性が気を付けなければならないといえるでしょう。

卵巣がん

子宮の両側にある卵巣に発生した悪性腫瘍を卵巣がんと呼びます。初期の段階では症状が出にくいのが特徴です。がんが進行すると膀胱や直腸が圧迫され、頻尿や便秘、足のむくみといった症状が出始め ます。

卵巣がんの場合、がんをなるべく取り除ければ予後がよくなるため、まずは手術するのが一般的です。手術で切除した病巣をチェックすることにより、がんの進行度合いを判断してその後の治療方法を決めていきます。手術後の治療方法としては、薬物療法がメイン です。

自然閉経の前に卵巣を取り除くと、卵巣欠落症状と呼ばれる症状が出るケースがあります。ほてりや発汗、頭痛といった身体的なものから、不安やいらつき、意欲低下などの精神的なものまで、さまざまな症状 があります。また、再発や転移の可能性もゼロではないため、定期的な経過観察が必要 です。

乳がんや子宮がんと比べてかかる確率は少ないもの、初期段階では症状が出ないことも多く、見つけにくい のが卵巣がんです。発見が遅くなると、治りにくく死亡率も高くなる ため、女性にとっては怖いがんのひとつといえるでしょう。

女性向け医療保険の保障内容

女性向け医療保険の保障内容は通常の医療保険と似ていることが多く、基本的には入院や手術をした際に給付金がもらえるケースが一般的です。

しかし女性疾患については給付金額が上乗せされたり、給付日数が追加されたりする内容になっていることもあります。特約を追加することで、保障を手厚くカスタマイズできる商品も多いため、さまざまなニーズに対応可能です。

診断一時金

医師から病気の診断を受けた時点でまとまった給付金が受け取れるのが、診断一時金です。特にがんの診断を受けると一時金が受け取れるものが一般的で、女性特有の病気の場合は、倍額の給付金が受け取れます。

50万~300万円といった単位で設定されていることが多く 、使い道は自由です。治療だけではなく、交通費や生活費、検査費用などさまざまな費用に充てられるため、使い勝手がよくメリットが大きい保障といえるでしょう。

入院給付金と手術給付金

入院給付金・手術給付金は、入院や手術をした場合に受け取れる給付金です。「1日あたり○円」といったタイプ が主流でしたが、最近では「1回の入院で○万円」 のように、まとまったお金が受け取れるタイプの商品もあります。

入院の日数に応じて給付金を受け取るタイプでは、通常「1回の入院で60日まで」のように、受け取れる日数に制限があるため注意が必要です。

近年は入院の日数も短い傾向にある ため、受け取れる給付金額によっては一時金タイプを選んだほうが、短い入院でもまとまったお金がもらえてお得になる可能性もあるでしょう。

また、乳がんの治療に伴い乳房を摘出した後に、女性らしい見た目を保つために「乳房再建術」を行うケースがあります。乳房再建術が手術保障の対象となっているかどうかは、チェックしておくべきポイントです。

通院給付金

通院給付金は、治療のために通院をした場合に給付される保険金です。特にがんの場合は、入院よりも外来での通院による治療にシフトしている傾向 にあるため、通院保障の重要性は増しているといえます。

ただし、特約として別途付帯しなければならないケースも多く、基本保障だけの場合と比べて保険料が高くなることも考えられます。また入院した後の通院のみを保障対象としているケースもあり、入院せずに働きながら通院治療する場合には全く給付金が受け取れないこともあるため、保障内容を十分に確認しましょう。

祝い金・生存給付金・健康還付金

3年や5年といった一定期間ごとに「お祝い金」や「生存給付金」「健康還付金」といった名目で、給付金が受け取れる 医療保険もあります。

受け取る条件は商品ごとに異なり、所定の期間が終了するまでに生存してさえいれば受け取れる タイプや、入院をしなかった場合にのみもらえるタイプなどがあります。入院しないのが条件となっている場合、健康でいるための動機付けにもなるでしょう。

ただし、給付金のぶん保険料が上乗せされていたり、途中で解約するとお祝い金が受け取れなかったりするデメリットもあります。「掛け捨てになるのがいやだ」といった理由だけで選択せず、必要な保障内容を総合的に確認して選びましょう。

女性向け医療保険と比較検討したい保険商品

女性特有の病気やがんに対しての保障が受けられるのは、女性向け医療保険に限りません。そのほかの保険と比較しながら、自分自身に最適な保険を検討しましょう。

通常の医療保険

三大疾病や生活習慣病といった大きな病気から、骨折や盲腸などの若い人も備えたいリスクまで、幅広い病気やケガを保障できるのが通常の医療保険です。入院や手術をした際に給付金が受け取ることができ、特約が付帯されると必要な保障を上乗せできます。

特約については、一般的にがん保険や生命保険と比べると保障金額の上限が小さくなっているため、あくまで広く浅く給付を受けたい場合に役立つ保険と考えたほうがよいでしょう。

女性疾患で入院や手術をした場合にもひととおりの給付はあるため、上乗せが必要なければ通常の医療保険を選択するのも手段のひとつです。

がん保険

がんに特化して保障が手厚くなっているのが「がん保険」です。

一般的に、以下のような保障が付いています。
・がんと診断された場合に一時金が受け取れる「診断給付金」
・入院した日数に応じて支払日数無制限で給付金が支払われる「がん入院給付金」
・通院した日数に応じて給付金が支払われる「がん通院給付金」
・手術を受けた場合にあらかじめ決められた給付倍率で支払われる「がん手術給付金」

女性向け医療保険は、罹患するリスクが高いがんに対しての備えという側面が強いといえます。妊娠や出産の予定がなければ、医療保険とがん保険を組み合わせて加入したほうが、保険料も安く備えられる可能性があるでしょう。

女性向けがん保険

女性向けがん保険では、乳がんや子宮がんなどの女性特有のがんになったときに手厚い保障が受けられる保険です。

受け取れる給付金額以外には、通常のがん保険との違いはほとんどありません。ただし、女性ががんになった場合には乳がん治療後の乳房再建術の費用や、快適な入院生活を送るために個室の病室を利用する費用など、経済的な負担も大きくなる可能性があります。

安心して治療に専念するために、女性特有のがんのリスクに備えることを検討するのもよいでしょう。

女性のための保険の選び方

女性向け医療保険は多くの保険会社で販売されているため、判断基準がなければどれに加入すればよいのか迷ってしまうでしょう。自身に合った保険を選ぶために気を付けたいポイントについて説明していきます。

何を保障してほしいのかをはっきりさせる

女性向け医療保険は一部の病気に保障が偏っている保険のため、女性であっても全ての人に合う保険ではありません。内容をよく確認せず「女性向けだから」という理由だけで加入を検討するのは避けたほうがよいでしょう。

年代によってかかる病気のリスクは異なるため、自身の年齢をふまえて、どのような病気が心配で備えたいのかを考えるのがおすすめです。

また公的な社会保障でカバーできる部分がないか、検討してみてもよいでしょう。例えば、高額療養費制度を使えば、仮に高額な治療費がかかったとしても、自己負担額は一定金額の範囲内 で済みます。さらに会社員や公務員なら、重い病気で働けなくなった場合も傷病手当金制度により給料の約3分の2の額が支給される ため、最低限の生活費を確保できるでしょう。

民間の保険を選ぶ際は、保障対象や給付金の支払金額、特約など、特に備えたい部分が保障内容に含まれているものを選ぶことが重要です。妊娠や出産、がんについては経験する女性も多いため、何にどの程度備えておきたいのかを事前にはっきりさせれば選びやすくなります。

女性向け医療保険の選び方

まずは、女性向け医療保険は通常の医療保険に「上乗せされる保証」であり、保険料も上乗せされる事を理解しましょう。女性特有の病気そのものが怖い事は事実ですが、それは治療費が高額になることを意味するわけではありません。高額療養費制度などの公的医療保険制度で、出費は一定レベルにおさまりますし、通常の医療保険で備えるという方法もあります。
その前提の上でも、女性向け医療保険を検討する際には具体的には以下のようなポイントに注目して選ぶ人が多いです。
・一定期間だけ保障する代わりに保険料が安い「定期タイプ」にするか、一生涯保障内容と保険料が変わらない「終身タイプ」にするか
・乳房再建術や不妊治療をした場合、いくら給付されるのか
・解約したときの返戻金や生存給付金、お祝い金の有無と金額
・差額ベッド代や生活費の不足を補えるだけの保障金額になっているかどうか

女性特有な内容としては、例えば治療による容姿の変貌に備えたいのであれば、乳房再建術が保障されないものはあまり向いていないでしょう。妊娠・出産を希望している場合、出産に伴う出費にどの程度備えられるかもチェックポイントになります。

女性向け医療保険のベスト5ランキング

ここでは、数ある女性向け医療保険の中から、特におすすめできる保険を5つご紹介します。

楽天生命|楽天生命あんしんプラス(女性サポート)

楽天生命の「楽天生命あんしんプラス(女性サポート)」は、20歳~70歳までの人が申し込み可能 な女性向け医療保険です。保障期間は最長80歳までとなっており、10年ごとに自動更新 されます。

一般的な医療保険とは異なり、保障の対象を女性特有の病気に限定している のが特徴です。手ごろな保険料 で、ピンポイントで手厚い保障を受けられるため、特に女性疾病に備えたい人におすすめです。

また乳がんや子宮がんなどの女性特定がんと診断確定された場合には、一時金 としてまとまったお金が受け取れます。乳房再建術に対しても、一時金とは別に「乳房再建給付金」が1回につき50万円または100万円受け取れる のも魅力です。

オリックス生命|新キュア・レディ

オリックス生命の「新キュア・レディ」は、所定の女性疾病と全てのがんで入院した場合に入院給付金が5,000円上乗せされる 医療保険です。16歳~80歳の人が申し込み可能で、保障期間は終身 となっています。また、保険料は一生涯変わりません 。

支払い対象となる女性疾病には軽微ながんである上皮内新生物も含まれる 点や、重度三大疾病一時金特約やがん一時金特約が付帯されることでさらに保障が手厚くできる点もおすすめのポイントです。

メディケア生命|新メディフィットA(女性医療特約)

メディケア生命の「新メディフィットA(女性医療特約)」は、20歳から85歳の人まで申し込み可能 な医療保険です。他社では加入が難しい、高齢者も申し込み可能となっています。

特則を選択することで、特定疾病による1回あたりの入院給付金の支払い限度が無制限に変更できることや、手術保障の有無を選択できる など、カスタマイズ性の高さが特徴です。

女性医療特約が付帯されると、全てのがんと女性特有の疾病に対して保障が上乗せ して支払われます。公的保険制度の対象外となる「自由診療」による乳房再建術や、女性特定手術も給付対象となっている のがおすすめのポイントです。

SOMPOひまわり生命|フェミニーヌ

SOMPOひまわり生命の「フェミニーヌ」は、全てのがんと女性疾病で入院した際に、最大5,000円の保障が上乗せされる 女性向け医療保険です。手術の種類に応じて入院日額の5倍から40倍まで、手厚い手術保障が用意されている のも特徴です。

18歳~60歳まで契約可能となっており、保険期間は15年 です。保険期間満了時は自動更新され、最長90歳まで更新可能 となっています。

入院や手術の有無にかかわらず、3年ごとに15万円が受け取れる生存給付金 を保障内容に含んでいるのが最大の特徴です。15年の保険期間中に最大75万円受け取れます。

はなさく生命|はなさく医療(女性医療特約)

はなさく生命の「はなさく医療(女性医療特約)」は、保険料が一生涯上がらない 、終身タイプの医療保険です。特約が付帯されることで、生活習慣病で所定の治療を受けた際に一時金の受け取りが可能になったり、保険料の払込が免除されたりする メリットがあります。

特に女性特約については、入院時に保障が上乗せされるだけではなく、最高10万円の入院一時金が受け取れたり、女性特定の手術を受けた場合にも保障が上乗せされたり と手厚い内容です。乳房再建術や特定の不妊治療も保障対象としている ため、使い勝手のよい充実した保障といえるでしょう。

まとめ

女性向け医療保険の特徴や保障される範囲、必要性などについて解説しました。

女性向け医療保険は、女性が罹患する確率の高い病気や女性特有の病気に対して給付金を上乗せして受け取れます。女性特有の疾病が怖いもので、健康に留意したいのはいうえまでもありません。一方で、それらの疾病は高額療養費制度などの公的医療保険の対象になっている事も多いです。また不妊治療の公的な医療保険の適用も22年4月から拡大されました。そのような環境下で、まず通常の民間の医療保険だけに加入するという方法もあります。それでも、一般の医療保険だけでは不安であったり、さらなる保障が必要と感じる方は女性向け医療保険を検討してみてもいいでしょう。

オカネノホンネ編集部

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