承諾/しょうだく
生命保険契約の『承諾』とは、生命保険会社が提出された申込書や健康状態に関する書類を受け取り、契約を受け入れることを指します。
生命保険の承諾とは
生命保険の契約は、申し込みをしただけでは成立しません。生命保険会社が契約を受け入れる(承諾)と判断すると、契約成立になります。
ほとんどの生命保険では加入の際に、質問事項に回答する形での健康状態の申告(告知義務)、または生命保険会社から指定された医師による健康状態の確認(診査)が必要です。生命保険会社はそれに加えて、仕事でケガをするリスクがあるか、不正に保険金を入手する意図がないか、などを審査し、承諾するか否かの判断をします。
承諾と保障が開始される日の関係
生命保険の保障が開始される日を「責任開始日」といいます。責任開始日は、「申し込み」「健康告知、または診査」「初回保険料の支払い」のすべてが完了した日です。例えば、4月1日に申し込み、4月15日に診査、4月10日初回保険料の支払をした場合は、4月15日が責任開始日になります。手続きの順序は関係ありません。
ですから、承諾と責任開始日に関係性はありません。しかし、契約の状況によっては、すべてが完了した後に生命保険の契約が承諾されることがあります。その場合も、日付を遡って、すべての手続きが完了した日が責任開始日です。
つまり、先に挙げた例であれば、承諾されたのが4月20日であっても、4月15日が責任開始日になるので、4月15日から19日に病気やケガをした場合には、保障されます。ただし、がん保険のように契約が成立してもすぐに責任開始日にならず、3か月、または90日の待機期間がある生命保険もあるので、注意してください。