【保険用語集】満期とは

用語

満期/まんき 

『満期』とは、契約時に決められた保険の契約期間が終了するときのことです。

保障が終了するタイミング 

満期で保険期間が終了するということは、保障も終了するということです。保障が終了するタイミングは、契約応当日の前日になります。契約応当日とは、その生命保険を契約した日(契約日)に対応した日のことです。例えば、65歳が満期の生命保険を10月1日に契約した場合、65歳の年の9月30日に保障が終了します。 

満期になったときにおこなう手続き 

満期になったときにおこなう手続きは、契約している生命保険によって2つに分けられます。 

ひとつは、一般に掛け捨てと呼ばれる医療保険などの定期保険です。定期保険では、満期=更新の手続き、になります。このとき、保険料の計算に適用されるのは、更新時の年齢です。そのため、同じ保障内容で更新すると、基本的にはそれまでよりも保険料が高くなるデメリットがあります。しかし、更新前の保険期間中に入院などの健康問題があって、新規に契約できないケースでも、更新であれば同じ保障が継続できるのがメリットです。商品によっては、自動で契約が更新されます。 

もうひとつは、養老保険や学資保険など貯蓄型の生命保険です。満期返戻金の受け取り手続きをおこないます。貯蓄型の生命保険では、満期返戻金を受け取った時点で保障も終了し、更新はありません。保障を継続したい場合には、新規に契約をします。年齢や健康状態によっては、新規に契約できない可能性があるので、注意が必要です。 

満期と満了の違い 

満期と混同しやすい言葉が、「満了」です。満了は、あらかじめ決められた保険料の払い込み期間が終了するときを意味します。満期との違いは、満了=保障の終了ではない点です。 

例えば、保険期間が○年間や○歳までと決められている定期保険の場合には、満期と満了が同じタイミングになります。払い込みが終わると保障も終わるため、満期と満了を同じ意味に捉えてしまう人もいるでしょう。しかし、終身保険でみると、○年や○歳と一定の期間や年齢で払い込みが終了し満了を迎えますが、契約者が解約しない限り保障は一生涯です。終身保険に満期はありません。ですから、満期と満了の意味が違うことがはっきりとわかります。 

そのほかに、満期に関連して間違いやすい言葉が、「歳満了契約」と「年満了契約」です。この2つはどちらも”満了”と付いていますが、定期保険の満期の設定を表しています。それぞれ、年満了契約は10年間など期間で満期が決まっている契約、歳満了契約は60歳など年齢で満期が決まっている契約、のことです。 

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オカネノホンネ編集部

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